カメラの種類が多すぎて何を買えば良いのか悩んでいるなら、失敗しない選び方を知っておきましょう。
あなたは写真を趣味にしたいですか?
それともカメラを趣味にしたいですか?
「そんなのどっちも同じじゃないの?」と思うかもしれませんが、実は似ているようでそれぞれの目的が異なると思います。
カメラの購入を考えているなら、目的に合ったカメラを選ぶと失敗づらくなりますよ。
- 一眼レフ
- ミラーレス
- コンパクトカメラ など
各メーカーから豊富な種類のカメラが販売されており、その機能やスペックも様々です。
数あるカメラの中からどんなカメラを選べば良いのか悩みどころですよね?
筆者は過去に数台のカメラを購入してきましたが、高い買い物ですのでやはりカメラ選びはとても慎重になりました。
そんな私の経験から言える、カメラ選びに失敗しないためのポイントは「カメラを買って何をしたいのか」を明確にしておくことです!
失敗しない&後悔しないカメラの選び方を紹介します。
カメラを買って何をしたいのか?を考える
そもそも「なぜあなたはカメラを買いたいのか?」を考えてみましょう。
趣味でカメラを使い写真を撮っている方たちには、大きく分けて2タイプの方がいると思います。
1つは「写真が趣味の人」、もう1つは「カメラが趣味の人」。
一見どちらも同じように感じますが、それぞれのタイプでは「目的」が全く異なるのではないでしょうか。
必ずしもどちらかのタイプに偏っているわけではありませんが、基本的に自分がどちらのタイプに近いのかを自覚しているだけで、カメラ選びに失敗するリスクを減らすことができます。
タイプごとにどんな目的でカメラを購入しているのかを考えてみましょう。
写真が趣味の人の目的
写真が趣味の人にとって、多くの人は以下のような目的を持っています。
- プロのようなキレイな写真を撮りたい
- カメラやレンズの性能を最大限活用した写真を撮りたい
- シャッターチャンスを逃したくない
- プロカメラマンを目指したり、写真を仕事にして収益化したい
- 街中のスナップ写真から芸術的なアート作品にまで挑戦したい など
多くの方は、撮影した写真の出来栄えに重きを置いている傾向があります。
そのため画質や解像度などのスペックにもこだわり、良い写真を撮るためだけに遠方まで出向くことができる方も多いです。
上記のような目的があるあなたは「写真が趣味の人」に近いタイプである傾向があります。
カメラが趣味の人の目的
一方で、カメラが趣味の人にとっては以下のような目的を持つ人が多いです。
- スペックよりも気軽に撮影を楽しみたい
- カメラの見た目にこだわりたい
- 手間のかかるカメラ操作やレンズ交換をしたりするのが楽しい
- 気持ちの良いシャッター音を聞きたい
- カメラを眺めたり持ち歩くのが好き など
写真の出来栄えよりも、カメラ操作や撮影行為自体を楽しみ、お気に入りのカメラを所有することに喜びを感じる傾向があります。
カメラを眺めたり操作する楽しさに魅力を感じ、その工程の中でキレイな写真も撮りたいという感覚が近いかもしれません。
また、本格的な撮影はそこまで求めず、気軽に持ち歩けるカメラを好んで使用することも多いです。
ただし、写真の出来はどうでもいいというわけではありません。
あくまでお気に入りのカメラで写真を撮るということにフォーカスしているのです。
僕も最初は完全に「カメラが趣味」のタイプの人間でした。
「写真が趣味か」「カメラが趣味か」でおすすめのカメラは変わる
カメラを買って何をしたいのか、その目的によってどんなカメラを選べば良いのか方向性が見えてきます。
まずは、なぜカメラを買おうと思ったのかを考えてみてください。
目的を考えず、とりあえずで購入してしまうと以下のような失敗の恐れがあります。
- 子供の運動会のために買ったけど、カメラの性能不足でブレてしまう
- 風景写真を撮ったら思ったほど画質が良くなかった
- 安いので買ってみたものの、特に気に入っていないので使ったのは最初だけ
- とりあえず購入したけど操作・設定が面倒で結局スマホカメラを使っている
このような失敗を避けるためにも、目的に合ったカメラ選びがとても重要です!
写真が趣味の人におすすめのカメラ
「写真が趣味の人」に当てはまるタイプの方は、以下のようなカメラがおすすめです。
- フルサイズセンサー搭載のカメラ
- 有効画素数・解像度・連写性能などが高スペックのもの
- 静止画のほかに動画撮影ができるカメラ
- 各メーカーのフラッグシップ機(プロ向けのモデル)
写真の写りや撮影する際のスムーズさ・スピード感が大事になりますので、やはりカメラとしてのスペックの高いものを選ぶのがおすすめです。
基本的には一眼レフやミラーレスなどのレンズ交換式カメラから選ぶのが無難です。
カメラにはセンサーサイズと呼ばれるものがあり、このセンサーの大きさの違いでも画質に差が出ます。
一般的なカメラのセンサーサイズは、大きい順にフルサイズ>APS-C>マイクフォーサーズとなります。
写真写りにこだわるなら、1番大きいフルサイズを選ぶのがおすすめ。プロはほとんどがフルサイズカメラを使用します。
しかし、センサーが大きくなるに連れて画質がよくなりますが、カメラのサイズが大きく重くなり、価格も高くなる傾向です。
また、フラッグシップ機などのプロ向けのカメラは機能性・操作性などは抜群ですが、価格が信じられないほど高価です。
これから写真を始めるという方には手が出しづらいかもしれませんが、
- 本気で写真に取り組みたい
- いずれはプロを目指したい
というのであれば検討するのも十分アリです!
カメラが趣味の人におすすめのカメラ
「カメラが趣味の人」に当てはまるタイプの方は、以下のようなカメラがおすすめです。
- 見た目が気に入ったカメラ
- 初心者向けの低価格帯カメラ
- 携帯性の良いカメラ
- 希少価値のあるレアな中古カメラ
- フィルムカメラ
1番おすすめなのは、見た目が気に入ったカメラを購入すること。
カメラ自体に魅力を感じるタイプは、やはり自分の好みのデザインでカメラを選ぶことが何よりも良い選択だと思います。
多少の手間やスペックの不満点は、それがお気に入りのカメラなら許せてしまうものです。
「とりあえずカメラを買って使ってみたい」という初心者の方は、エントリー機と言われる低価格帯のカメラから始めるのも良いでしょう。
エントリー機と言っても今のカメラはとても高性能です。
また、子供の運動会など現状の購入目的が1つしかないけれど、今後カメラを趣味にしたいという場合は、カメラ購入の際にズームレンズキットを購入しておくと便利です。
「キットレンズは性能が悪い」という声もありますが、僕は最初の1本としては十分だと思います。
ちゃんとキレイに撮れますよ!
「続けるかどうかも分からないのにいきなり高価なレンズを買うのは怖い」というのであれば、お試しでキットレンズから始めてみるのも全然ありだと思います。
カメラを楽しむためにはいつでも持ち歩けることも大事です。
ミラーレスやコンパクトカメラなどの小さくて軽いカメラはバッグにも入りますし、ちょっとした散歩にも気軽に持ち出せます。
携帯性の良いカメラもおすすめできます。
カメラをコレクションしたい場合は、中古のレアなカメラを発掘するという楽しみ方もあります。
また、便利な時代のこのご時世に、あえてアナログな「フィルムカメラ」を楽しむというのもおすすめです。
多少手間がかかったり、フィルム代のコストがかかったりしますが、デジタルとは違った描写はとてもノスタルジックで良い味を出してくれますよ!
まとめ
カメラ選びはカメラを何のために買うのか、目的をはっきりさせることが重要です。
- 写真を撮るための道具とするのか
- カメラ・撮影自体を楽しむのか
人それぞれですが、カメラの用途を明確にしておけば失敗するリスクを下げることが可能です。
とはいえ、カメラや写真を続けているうちに、その「目的」は変わることもあります。
私はカメラが趣味のタイプでしたが、慣れてくるとだんだん写真の出来にもこだわるようになりました。
ですが、高価なカメラでなければ良い写真が撮れないというわけではありません。
撮影スキルや経験でいくらでもカバーできると思いますので、神経質になってカメラ選びを楽しめなくなることはもったいないと思います。
「写真」も「カメラ」もどちらも素晴らしい趣味です。
ぜひ自分の目的に合った最適なカメラを見つけてください。