肌寒い季節がおとずれ気付けばもう10月半ば。あっという間に寒い冬がやってきますね。
冬の風物詩と言えばイルミネーション。
写真を趣味とする人間としては、ライトアップされたイルミネーションは絶好の撮影機会。僕も毎年写真を撮りに出かけています。
そんな僕がイルミネーション撮影をする時に、必ず持っていくアイテムがあります。
【ケンコートキナー】のR・スノークロスというレンズフィルターです。
カメラのレンズに装着して使うソフトフィルターですが、これを付けて撮影するだけでイルミネーション写真がより素敵に仕上がります。
この記事では、ケンコートキナーのレンズフィルター「スノークロス」の効果と使い方を、作例写真とともに紹介していきます。
- ドラマチックなイルミネーション写真を撮りたい
- 玉ボケばかりの写真に飽きてしまった
- キラキラさせたポートレート写真を撮りたい
こんな方はぜひ参考にしてみてください。
レンズフィルター「スノークロス」を使った作例写真
「クロスフィルターを使うとどんな写真になるのか」
説明するよりも、作例を見てもらうのが1番分かりやすいと思います。
スノークロスフィルターを使って撮影した写真をご紹介します。
写真を見て分かるように、クロスフィルターを使用すると、イルミネーションライトの点光源をキラキラさせることができます。
よくアニメなどで、輝く星を表現する時に光条を描きキラキラさせることがありますよね?
まさにそういう写真が撮れるようになります。
光源の明るさが強いほど、キラキラの光条も大きく派手になりました。
使用したレンズは、ニコンのAi AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D。
フィルター径が62mmなので同サイズのものを使いました。
レンズのフィルター径は、レンズキャップと同じサイズのものを選べばOK。
サイズはレンズ側面や、レンズキャップの裏側に表記されていることが多いです。
スノークロスフィルターの効果と使い方
スノークロスフィルターを使う効果は上の写真で紹介した通り、点光源に光条を発生させキラキラと輝かせることです。
フィルターのガラス面をよく見ると、線状の溝が交差して入っているのが分かります。
このクロスした溝が、光をキラキラさせる仕組みになっているんですね。
スノークロスフィルターの使い方
使い方はとてもシンプルで、クロスフィルターをレンズに装着するだけ。レンズプロテクターをつけるのと同じです。
プロテクターによりますが、僕の場合はプロテクターの上からクロスフィルターを取り付けることができました。
ちなみに、フィルターの上部はクルクルと回すことが可能で、光の光条線の角度を自由に動かすことができます。
上の2枚の写真はフィルター角度を変えて撮影したものです。
光条の向きが変わっているのが分かりますか?ちょっと角度を変えると印象が違いますよね。
フォルター上部の可動部は引っかかりもなくスムーズに動きます。
スノークロスフィルター使用の注意点
クロスフィルターを使っていて、気になったこともありました。
注意点として紹介しておきます。
点光源が多すぎるとうるさい写真になる
クロスフィルターを使うと、実際よりも光源が膨張するように写ります。
ライトが多い場面では、背景がガチャガチャした「うるさい写真」になってしまうと感じました。
賑やかな印象はありますがやりすぎ感が出てしまい、個人的にはあまり好みではない写真に。
ライトが密集している場面より、少ない光源を強調するような使い方がおすすめ。
指輪やピアスなどのアクセサリーをキラキラさせる使い方も面白そうです。
このくらいのキラキラ感のほうが自然で僕は好みです。
シャッタースピードが速すぎるとLEDライトが写らない
クロスフィルター使用時に限らず、LEDライトを撮影する時の注意点になりますが、イルミネーション撮影はシャッタースピードに注意が必要です。
イルミネーションは主にLEDライトが使われますが、LEDは目に見えない速度で高速点滅しています。
シャッタースピードが速すぎると、LEDの点灯していないタイミングを撮ってしまうことがあります。
せっかくのキレイなライトアップが台無しになってしまうんですね。
LEDは1秒間におよそ100回の速度で点滅しています。
シャッタースピードを1/100秒より遅くすれば、全てのライトが点いた状態でキレイに撮れますよ。
クリスマスはスノークロスフィルターを最大限に活用できる
ケンコートキナーのクロスフィルター「R・スノークロス」を使っていて思ったことは、簡単にSNS映えする写真が撮れるということ。
僕はあまり映え写真にこだわっていないのですが、頻繁にSNSを使っている方にはとてもおすすめできると思います。
そして、「ライトアップされたクリスマス時期にこそ大活躍するフィルターなのでは?」ということも感じました。
フィルターを使用して撮った写真を見てみると、どれも「クリスマスっぽい雰囲気」を感じました。今回の作例写真はクリスマスイベントのものではありません。
もしクリスマスのライトアップイベントだったら、もっとこのフィルターの力を出せるのではないかと思います。
クリスマスツリーを背景にポートレートしたくなりました。
フィルターには径サイズがありますので、使いたいレンズに合ったサイズを用意してください。
イルミネーション撮影だけでなく、木漏れ日などの点光源のある場所ならどこでも使えるクロスフィルター。
キラキラ輝く写真を撮りたい方は、試しに使ってみてはいかがですか?