僕は1人でいることが好きです。
1人は気楽だし何事も自分のペースを保てるから。
「寂しいやつ」と言われるかもしれませんが、僕には「写真」という趣味があるのでむしろ1人が楽しいです。
- 1人が好き
- 大人数での団体行動が苦手
- 友達がいない・少ない
- 休みの日にやることがない
- 自分のペースでできる趣味を始めたい
もし上記の項目に1つでも当てはまるなら、「写真」を始めてみませんか?
人気の少ないところでカメラをじっと構えてシャッターを切る。撮った写真を見ながら感傷にふける。1人の時間を楽しめる最高の趣味です。
今までの僕は、暇があれば家でゲームばかり。
それはそれで楽しかったのですが、カメラを買ってからはさらに1人の時間を楽しめるようになりました。
この記事では、「写真を趣味にするメリット・デメリット」と「手の届くおすすめのカメラ」を紹介します。
「出かける予定もないし、ゴロゴロして1日が終わってしまう」という人にとって、きっと写真は最高の趣味になりますよ。
たくさんの魅力がある写真の世界ですが、あとで後悔しないためにもメリットとデメリットをよく理解しておきましょう。
写真を趣味にするメリット
僕が「写真を趣味にして良かった」と思えたことを紹介します。
始める前と後で感じるメリットにも違いがありますので、永く写真を続けていくと新たな発見が見つかるかもしれませんね。
- 1人の時間を楽しめる
- 人に喜んでもらえる
- 作品発表の場が多くある
- 写真を見るたび思い出が蘇る
- 失敗も楽しい
- 写真でお金を稼げるようになる
- いつまでも永く続けられる
1人の時間を楽しめる
1人で完結できる趣味はとても気軽に楽しめます。
自分の好きな時に、好きな場所に、行きたい方法で自由に写真を撮りに行けるんです。
これって、長く趣味を楽しむためには結構大事なことだと思います。
急にスケジュールが空いた時に「よし!行こう!」と外へ飛び出せるし、「もう帰ろう」と思えば好きに帰宅できます。
1人で楽しめる時間を持てることは、人生を満喫する上でとても大切なことです。
人に喜んでもらえる
写真を撮ることで友達や家族に喜んでもらえることもメリットのひとつです。
カメラを持っていると自然と撮影係になることが多くなります。
旅行先での集合写真や記念撮影で良い写真を撮れると、周りから感謝されることもあるでしょう。
また、身内やご近所から撮影の依頼を受けることもあるかもしれません。
自分の撮影スキルの上達にもなりますし、良い写真が撮れればきっと喜んでもらえることと思います。
作品発表の場が多くある
インターネットやSNSが普及している今の時代は、自分の撮った写真を世界中の人へ届けることが簡単にできます。
撮った写真の反応をもらえると、モチベーションも上がりますよ。
見せると言っても、何もフォトコンテストなどの敷居の高いものではないので、気楽にアップすればいいんです。
人に見せてもいいし、別に見せなければならないなんてこともありません。
撮った写真を自分だけで楽しんだり、身近な人とだけ共有して盛り上がるのも自由です。
「記録」だけでなく「記憶」も残せる
写真は「記録」だけでなく「記憶」も残してくれます。
旅行先やイベント毎で撮影した写真をあとで見返した時、その時の感情や思い出を蘇らせてくれます。
出かけた現地で楽しみ、帰ってきてからの写真でまた楽しめる。
1枚の写真で何度も楽しめるというのは写真ならではのメリットだと思います。
失敗も楽しい
初めのうちは失敗写真を大量に量産してしまうはず。
ピントがズレていたり、構図がなんかおかしかったり・・。ですが、それも写真の楽しみ方の1つです。
たくさん失敗して良いんです。僕もまだまだ失敗ばかり。
写真の基礎を覚えることはもちろん大事。でも、自分が「これだ!」と思えるベストショットが撮れたら、けっこう満足できちゃいますよ。
100枚撮った中で99枚失敗でも、1枚納得のいく写真が撮れたらそれでいいと思います。
「なにもプロカメラマンを目指すわけではないので、ゆっくり上達を楽しめばいい。」僕はそう思って写真を撮っています。
失敗を楽しめるのも、趣味としては最高のメリットですよね。
写真でお金を稼げるようになる
撮影スキルが上達すると収益化ができるようになるかもしれません。
プロのカメラマンでなく、僕のようなアマチュアでも写真でお金を稼ぐことが可能です。
おすすめは「ストックフォト」というサービスです。
僕も利用していますが、自分で撮影した写真を販売サイトにアップロードし、ダウンロードされると報酬をもらう事ができるシステムです。
報酬単価はサービスサイトによって様々。
撮影した写真をただファイルにしまっておくだけだと1円にもなりませんが、写真を登録しておくだけで多少なりともお小遣い稼ぎができるのでおすすめです。
僕は「写真AC」というストックフォトを利用しています。
コツコツ続けて、素人ながら約10,000円ほどの収入を得ることができました。
下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はぜひご覧ください。
いつまでも永く続けられる
趣味の中には、年齢や体力的な問題で続けることが難しいものもたくさんあります。
その点、写真はファインダーを除いてシャッターを切れるうちはいつまでも続けられる趣味です。
過酷な場所や厳しい登山をしないと辿り着けないロケーションでの撮影は難しいかもしれませんが、すぐそばの身近な場所にも被写体はたくさんあります。
せっかく趣味を始めるなら、いつまでも永く続けたいですよね。
写真ならそれが可能です。
写真を趣味にするデメリット
- 機材にお金がかかる
- レンズ沼にハマると高くつく
- デートには向かない
写真を趣味にすることでデメリットとなることも少なからずあります。
僕の経験からお伝えできる内容を紹介します。
機材にお金がかかる
写真を趣味にすることで1番のデメリットになることが、カメラやレンズの購入などで初期費用がかかるということです。
カメラの値段はさまざまですが、一眼レフやミラーレスなどのレンズ交換式カメラの場合、初心者向けと呼ばれる安めのカメラでも5万円〜10万円程度は予算が必要になります。
なかなかポンと出せる金額ではないですよね。
このカメラ機材の購入が、最初にして最大の壁になるかもしれません。
ですが、カメラは1度購入してしまえば頻繁に買い換えることも少ないです。
あとは、SDカードなどの記録メディアさえ追加していけば、いくらでも撮影することが可能です。
どうしてもカメラに資金が出せない場合、まずはスマホ撮影から始めるのも良いと思います。
今のスマートフォンなら十分キレイに撮影できます。
でも、できればカメラを使った方が「写真を撮っている感覚」を味わえるので、より楽しめると思いますよ!
キレイなボケ写真など、スマホでは撮りづらい写真も簡単に撮れます。
レンズ沼にハマると高くつく
レンズ交換式の一眼レフやミラーレスのユーザーの中には、レンズの魅力に取り憑かれ、いわゆる「レンズ沼」にハマってしまう人も多くいます。
レンズにも種類があり、ズームレンズや単焦点レンズ・広角レンズや望遠レンズなど、どうしてもそのレンズでなければ撮れない写真が出てきます。
「もっと望遠できるレンズが欲しい、次はもっと明るいレンズを使いたい」と考え、写真を撮るよりもレンズを集めることが目的になってしまうかもしれません。
レンズは非常に高価なものが多く、1本増やすだけでもかなりの出費です。
さらにこの沼に1度ハマると、抜け出すのがとても大変なんですよね。
これがレンズ交換できるカメラの罠。
「まずは最初の1本のレンズを使いこなすぞ!」という、強い気持ちを持つことが大事です。
また、使用頻度の多い焦点距離をカバーできるズームレンズを1本用意するのも、無駄な出費を避ける手段になります。
レンズ沼にハマってしまった方はレンタルする方法もアリ
「明るいズームレンズが欲しい」「野鳥用に超望遠レンズを使ってみたい」
こういうどうしようもない衝動に襲われてしまうこと、ありますよね。分かります。
高くてなかなか手が出ないけど使ってみたい。
そんな方は、お試しでレンタルしてみるのはどうでしょう。
「レンズを買ってみたけど、実際あまり使う機会がなかった」ということって結構あります。
かなり痛い出費になってしまいますので、まずはレンタルで試してみると無駄な買い物をせずに済みます。
気になる方はチェックしてみてください。
\ 気になるカメラやレンズは、まずは試してみるのがおすすめ /
デートには向かない
写真が趣味になるといろいろなものを撮りたくて、どこへ行く時もカメラを持ち出したくなります。
撮影中は夢中になり、周りが見えなくなってしまうことも少なくありません。
特に気をつけたいのが、恋人とのデート中。
被写体探しや撮ることに必死で、気付けばパートナーを放ったらかしにしてしまうことも多いです。
夢中で撮影している間、相手はつまらない思いをしますし、最悪の場合2人の仲に亀裂が入ってしまうことも・・。
写真の趣味が共通のものなら良いですが、いくら撮影が好きでも相手をほったらかしにしてしまわないように注意しましょう。
これは僕の実体験からの教訓です。
デート時は、パートナーを被写体にしてポートレート撮影をしてみると相手も楽しめますよ!
カメラの種類と初心者におすすめのカメラ
自分のカメラにはとても愛着が湧きます。
買ってから後悔しないよう、どんな種類があってどんな違いがあるのかを知っておきましょう。
一眼レフとミラーレスはどっちがおすすめ?
レンズを交換できるカメラには「一眼レフ」と「ミラーレス」があります。
これから初めてカメラを買うなら「ミラーレス」がおすすめ。今のカメラ業界は完全にミラーレスが中心になっているからです。
一眼レフに比べて鏡(ミラー)がない分、コンパクトで軽量という特徴もあるので、持ち歩きしやすいです。
特に理由がないならミラーレスを選んでおくのが無難。
下の記事では「一眼レフ」と「ミラーレス」のメリット・デメリットをまとめています。
興味のある方はご覧になってください。
カメラのセンサーサイズに種類がある
カメラにはセンサーが付いているのですが、センサーのサイズが大きくなるほど「画質が良くなる」傾向です。
- フルサイズ
- APS-C
- マイクロフォーサーズ
写真好きな方は「フルサイズ」か「APS-C」を選ぶ人が多いですが、フルサイズカメラは値段も高く敷居が高め。初めてカメラを買うならAPS-C機がおすすめです。
僕はニコンユーザーです。
ニコンの場合、フルサイズは「FX機」・APS-Cは「DX機」と表記されています。
【フルサイズとAPS-Cは何が違う?】
フルサイズカメラは、画質はいいけど重くて価格が高い。
APS-Cカメラは、安くて軽いけど画質はやや劣る。
それぞれメリット・デメリットがありますので、購入前によく検討してください。
個人的に、趣味で楽しむ範囲ならAPS-C機で十分かと思います。今のカメラは十分高性能だし、カメラ代を安くできればその分レンズを買えるので。
画質の違いについては、最近のAPS-C機はとても優秀です。
A4やポスターサイズに大きく引き伸ばすならともかく、スマホの画面や写真サイズで見る分には、素人目には違いなんて分かりません。
APS-C機ならAPS-C用レンズとフルサイズ用レンズを両方使える
レンズは同じメーカーでも、着けられるカメラと着けられないカメラがあります。
APS-C機はAPS-C用レンズとフルサイズ用レンズを両方使える
フルサイズ機はフルサイズ用レンズしか使えない
フルサイズレンズよりAPS-Cレンズの方が価格が安い
フルサイズ用のレンズを、APS-Cカメラに取り付けて撮影することが可能です。
フルサイズカメラに付ける場合は、焦点距離は約1.5倍した距離になります。
例)焦点距離が50mmのAPS-Cレンズをフルサイズカメラに着けた場合、
焦点距離は、50mm×1.5=75mmのレンズとして撮影できます。
しかし、逆に「フルサイズのレンズをAPS-Cカメラに付けることは基本できない」と考えておきましょう。
装着はできますが、実際に写真を撮ると四隅が暗くなる「ケラレ」という現象が起きてしまいます。
フルサイズカメラには、基本フルサイズ用のレンズしか着けられないと思っておくと失敗しないです。
つまり、どちらのレンズも使用できるAPS-Cカメラは、使えるレンズの種類が豊富で安いというメリットがあります。
一部、フルサイズカメラでもAPS-Cレンズが使える機能の付いたカメラもありますが、基本的には使えないものと考えておくと安心です。
APS-Cカメラならどちらのレンズも問題なく使えますよ。
初心者におすすめのミラーレス一眼カメラ
初心者におすすめのカメラというと、「安くて低機能」みたいな印象を与えるかもしれませんが、この記事で紹介するカメラは「初心者でも簡単にキレイな写真が撮れ、手の届く価格のカメラ」と考えてもらえれば幸いです。
今のカメラは高性能なので、正直何を買ってもキレイに撮れちゃいます。
見た目の好みや好きなメーカーで選んでしまってOKです。
- 見た目が好みか
- 写真だけじゃなく動画も撮れるのか
- 使えるレンズは豊富か
とは言っても、どんなカメラがあるのか分からない人のために、今買えるおすすめのミラーレスカメラをピックアップしておきます。
外観やメーカーなど僕の個人的な好みも若干入っていますが、まだどんなカメラにするか決まっていない人は参考にしてみてください。
今買えるおすすめのAPS-Cセンサーカメラ4選
ニコン Nikon Zfc
レトロな見た目に一目惚れした人も多いニコンの人気カメラ。
FM2というフィルムカメラをベースに設計されたクラシックな外観がおしゃれで可愛いですよね。
見た目はクラシックですが、中身は最新技術がてんこ盛り。445gと軽量なのでグリップがなくても苦にならない重さです。
見た目が気に入ったなら買って損はしないはず。
キャノン Canon EOS kissM2
キャノンのミラーレスカメラは初心者も使いやすくおすすめ。
こちらはエントリーモデルですが、2,410万画素の十分な画質力を持っています。
人物や動物の瞳を追いかけるAF機能の性能がアップしているので、動く被写体を撮りやすいです。
カラーはブラックとホワイトの2パターン。本体も軽く、可愛いカラーなのでカメラ女子にもおすすめです。
富士フィルム FUJIFILM X-S10
個人的に僕が1番気になっているカメラ。安いのに性能も使いやすさも抜群でコスパ最高です。
富士フィルムのカメラはどこかノスタルジックで哀愁のある写真が撮れるのが特徴。
高画質・高解像が進化する現代においても、フィルム時代の写りを大切にしているメーカーだと思います。
その証拠に、このカメラには18種類もの「フィルムシミュレーション機能」が搭載されています。
趣味としてコンパクトなカメラを買うなら、間違いなく僕の候補に入るカメラです。
ソニー SONY α6400
ミラーレスカメラの先駆者とも言えるソニー。中でも人気の”αシリーズ”から初心者にぴったりなのがこちらのカメラ。
発売開始から数年経ってもいまだに人気が衰えません。
高画質な写りとAF性能などはもちろん、4K動画も撮影可能な万能カメラです。USB給電可能なので、撮影中にバッテリーが切れても安心。
「これぞミラーレス」というカメラをお探しの方にはぴったり。使えるレンズが豊富なのも特筆すべきポイントです。
それぞれのカメラの大まかなスペックを比較表にまとめておきます。
有効画素数 | ボディ内 手ぶれ補正 | ボディ重量 | 液晶モニター | 常用ISO感度 | 動画撮影 | レンズの豊富さ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Nikon Zfc | 2088万画素 | 445g | バリアングル | 100〜51200 | |||
Canon EOS kissM2 | 2410万画素 | ブラック:387g ホワイト:388g | バリアングル | 100〜25600 | |||
FUJIFILM X-S10 | 2610万画素 | 465g | バリアングル | 160〜12800 | |||
SONY α6400 | 2420万画素 | 403g | チルト | 100〜32000 |
静止画を撮る分にはどれを選んでも十分な性能です。
動画をメインに使うなら、「ボディ内手ぶれ補正」のある機種を選ぶのがおすすめ。
気軽でマイペースに始められる「写真」は最高の趣味
写真は一人でも複数でも楽しめる趣味ですが、一人でゆっくり楽しむことこそが醍醐味だと思っています。
今はまったく興味がなくても、カメラを持ってシャッターを切った瞬間にハマってしまうかもしれませんよ。
もし、カメラを買ってみようかなと思うなら、初めはAPS-Cセンサーのミラーレスカメラがコスパ良くおすすめです。
気になるカメラがあればぜひ検討してみてください。
動画が主流になりつつある現代ですが、その瞬間しかない一瞬を切り取る写真にはドラマがあると僕は思います。