2022年11月8日、世間は皆既月食と天王星食が同時に見れると話題に。皆さんは綺麗に写真を撮れましたか?
写真を趣味にしている人間としては、滅多にないこの瞬間をカメラにおさめたいと思うはず。
幸い僕はど田舎住まい。自宅のベランダに出れば綺麗な星と夜空をみることができます。
さっそく一眼レフを取り出し、2階のベランダへ三脚をセッティングして撮影してみました。
とはいえ、僕の手持ちのレンズは最長で300mmまでの望遠しかありません。
果たしてこのレンズで月の写真が撮れるのか?
やってみました。
300mmのレンズだとクロップが前提
結論として、300mmのレンズだと月が小さすぎるのでクロップして拡大に切り取る必要がありました。
まあ、分かっていましたけどね。
プロや報道カメラマンのような高額な機材を持っていればいいんですが、庶民には到底手が出ません。
でも、クロップすればなんとか見れる程度の写真にはなりました。
クロップしているので当然画質は荒くなりますが、趣味の範囲で楽しむには十分かと思いました。
セッティングに手間取って、部分食も終わりかけの写真ですが。
なんとか撮影することができました。
皆既月食を撮影した機材とカメラの設定
僕が撮影に使った機材はこちら。
カメラ:Nikon Df(一眼レフ)
レンズ:TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 A030N(ニコン用)
三脚:Manfrotto COMPACT Advanced 3wayヘッド
カメラは1,600万画素と高画素とは言えない画素数、レンズもサードパーティー製の安価なモデルです。
本格的な方からすれば笑われそうですが、これが僕のフルスペック機材です。この機材で撮影に臨みました。
カメラの設定
- ISO:1250
- 絞り:F5.6
- シャッタースピード:1/4秒
- フォーカス:マニュアル
手持ち撮影はブレブレになるので三脚は必須。
長秒露光が可能になるので、その分ISO感度を低くしてできるだけ画質が荒れないようにしました。
ポイントはマニュアルフォーカスで撮ること。
暗闇の中ではAFが効かなかったので、被写体を拡大してマニュアルでピントを合わせました。
マニュアル撮影をする方法は下の記事にまとめています。
興味のある方はこちらもご覧ください。
設定は以上です。あとはシャッターを切るだけ。
結論:クロップすれば300mmの望遠レンズでも月の写真は撮影可能
300mmの安価レンズでも皆既月食の写真は撮れました。クロップ前提ですけどね。
僕の一眼レフは1,600万画素ですが、これだけクロップしてもなんとか見れる写真になったと個人的には満足しています。
ただ、超望遠レンズがない場合は三脚はあったほうがいいと思います。
クロップするならなるべく画質を落とさないように工夫が必要ですね。
300mmまでのレンズしか持っていない方、ぜひ月の撮影に挑戦してみてください。