カメラやレンズが揃ってくると、そろそろ三脚が欲しくなってきますよね。
でも三脚って意外と高いものが多いんです。
カメラに慣れてきたから次は三脚を使って撮影してみたい!
でも値段がピンキリだし、いくらくらいのものを買えばいいんだろう。
数千円のものから10万円前後するものまでピンキリですが、本格的な写真や重いカメラを固定するためにはある程度しっかりした三脚が必要になります。
夜景などの暗い中で写真を撮る場合、三脚がないと撮影が難しい場面があります。
例えばこんな写真
これはカメラを三脚に固定して長い時間シャッターを開いた状態で撮影する方法ですが、三脚がないとまず不可能です。
でも、いざ買おうと思っても三脚にもたくさん種類があるし、値段も安いものから高価なものまでピンキリ・・。
初心者はどれを買えばいいのか、何を基準に選べばいいのか分からないですよね。
そんな方に、今回僕が購入したコスパ抜群の三脚を紹介いたします。
「Manfrotto」(マンフロット)というメーカーのコンパクトアドバンス3Wayヘッドです。
【2022/9/13※追記】
このモデルは現在販売が終了しています。同価格帯のおすすめ品をお求めの方は↓をご検討ください。
今までずっと2千円くらいの三脚を使用してきましたが、足を最長まで伸ばした時の安定性に不安を感じており、カメラの重さで倒れたりするんじゃないかとハラハラしていました。
安すぎる三脚はあまりおすすめしません!
安価なものはカメラやレンズの重さに耐えられないものが多いです。
経験上、最低1万円前後のものを選ぶと安心です。
今回新たに三脚を導入したいと思い、この「Manfrotto」を購入して実際に使ってみました。
実際に一眼レフを装着し、使用してみた感想をお伝えしていきます。
「Manfrott COMPACT Advanced」はこんな人におすすめ
- 一眼レフやミラーレスでも安心して使える三脚が欲しい
- 低価格帯の三脚からステップアップしたい
- 三脚・雲台の操作がシンプルで使いやすいものがいい
- 高級感・ブランド力よりもお手頃でコスパ重視
三脚は足を伸ばした時の安定性が心配ですよね。
低価格帯のエントリークラスの三脚は耐荷重が約1kg〜2kgまでのものが多いですが、「Manfrotto COMPACT Advanced」はお手頃な価格ですが耐荷重が約3kgまで耐えられます。
この1kg〜2kgの差がかなり大事です。
装着するレンズが毎回変わる方は、その時によってカメラの重さが変化しますので、耐荷重に余裕があるものを使うに越したことはありません。
僕はNikon Dfという一眼レフカメラを使用していますが、重めのレンズをつけても2kg前後で、ばっちりカメラを支えてくれました。
レンズの重さにもよりますが、超望遠レンズでもない限りミラーレスやコンパクトカメラの重さなら余裕で耐えられるでしょう。
また、3wayタイプの雲台(カメラと三脚を固定するパーツ)が付属していますので、初心者の方でもとても扱いやすいと思います。
操作も非常にシンプルで使いやすいと感じました。
ブランドやハイスペックなものにこだわりがなく、とにかく安心して使えるコスパ重視の方にとってはとてもおすすめできる三脚です!
機材詳細
【材質】アルミ・テクノポリマー
【全伸高】165cm
【最低高】44.5cm
【雲台】3way
【重量】1.42kg
【耐荷重】3kg
【脚】5段
機材の詳細は、一般的な材質・スペックかと思いますが、僕が特質すべきだと感じたのは耐荷重が3kgというところと、三脚の重量が1.42kgと軽量なところ。
一眼レフに少し重めのレンズをつけた場合、1kgは軽く超えてしまうので3kgまでの耐荷重はかなりおすすめできる点だと思います。
また、アルミの三脚には重いものも多く、撮影中の移動時などに苦労することもありますが、1.42kgの重量は比較的軽量です。
移動時の負担を減らしてくれる点もおすすめのポイントです。
【Manfrott】を使ってみた感想
Manfrottoの三脚を実際に購入・使用した感想をお伝えします。
2千円程度の三脚を使用してきた僕の個人的なレビューですが、一眼レフユーザーとしてのリアルな感想をお伝えしたいと思います。
基本的に一眼レフよりも軽いミラーレスやコンパクトカメラを使っている方には、問題なく使用できる三脚ですので参考にしていただければと思います。
【価格】
気になる価格ですが、1万円以下で購入できます。
高いものは10万円以上するものもありますが、1万円でおつりがくるのは初めて三脚を購入する人にとってありがたいですよね。
でも、このマンフロットは安いからといって、決してダメな三脚ではありません。
お手頃価格だけど安心して使えるコスパに優れた三脚です!
【安定性・操作性】
脚が5段式なので安定性に欠けるかと思いましたが、伸ばして広げてみた感じはかなり安定していました。
以前使っていた三脚は2千円程度の安物でしたので足が細く、一眼レフを載せるにはとても不安でしたが、この三脚はそういった不安感はありませんでした。
耐荷重が3kgまでなので、付けるレンズの重さにもよりますが、中級クラスの一眼レフまでなら問題なく固定できると思います。
こんな風にカメラを縦にセットしても大丈夫です!
20秒の長秒撮影をしてみましたが、全くブレることなく撮影できました。
操作については、従来の3wayタイプの雲台ですので、初めて三脚を使うような人でも直感的に操作できると思います。
足の伸縮ロック機構もレバーが大きいので指を引っ掛けやすいです。
クイックシュー(カメラに取り付けて雲台に固定するパーツ)は裏側にリングがあり、カメラの取り外しもスムーズにできました。
中にはリングではなく、コインを使ってクイックシューのネジを回すタイプのものもありますが、非常に不便で使いづらいので、このタイプはありがたいです。
【収納性・携帯性】
脚を縮めるととてもコンパクトになります。
また、雲台部分も折り畳めるのでさらに小さくまとめることができます。
移動中に三脚を持って歩くこともあるんですが、大きいとかなり疲れてしまいます。
カメラリュックに取り付けるとこんな感じ。
それに、重量も約1.4kgと軽いです。
通常持ち運びする上で負担に感じることは少ないと思います。
コンパクトに収納できますが、脚を最大まで伸ばすと165cmまで高くなります。
僕は身長173cmですが、カメラがちょうど目線まで上がってくれるのでファインダーを覗きやすいと感じました。
【Manfrotto】の気になったところ
次は使用してみて気になったところも紹介していきます。
- 5段式なので脚の伸縮操作に手間がかかる
- 脚の伸縮とエレベーターの動きが引っかかる
- クイックシューの前後の向きに決まりがある
【5段式なので脚の伸縮操作に手間がかかる】
最長まで伸ばそうと思うと、段数がある分、脚の伸縮操作に手間がかかります。
しかし、脚のロックはレバー式なので操作はしやすいです。
段数が多い分、収納時にはコンパクトになるのでこれはメリットにもなります。
【脚の伸縮とエレベーターの動きに引っかかりがある】
これは個体差かもしれませんが、脚の伸縮時とエレベーターを動かす際に少し引っかかるような感じがしました。
頻繁に操作する人は気になるかもしれません。
とはいえ、僕はストレスを感じるほどではありませんでした。
【クイックシューの前後の向きに決まりがある】
カメラの底面に取り付けるクイックシューの向きが前後決められていました。
以前使っていた三脚は前後どちらでも取り付けできたのですが、こちらはきちんと向きを確認しないとカメラが反対を向いてしまいます。
レンズ側を示す矢印がシューの裏面に記されていますが、暗い中では確認しづらいと感じました。
対策として、三脚を使う予定の場合、あらかじめシューをカメラに取り付けたままにしておくと使いやすいと思います。
まとめ
実際に購入・使用してみて、とてもコスパに優れた三脚だと思いました。
スナップ写真やあまり被写体が動かない風景撮影をメインにしている僕の場合、正直これで十分です。
もちろん、高級な三脚と比べれば不利な部分はあると思いますが、「とりあえず普通に使える三脚が欲しい」という人にはぴったりなのではないかと思います。
今回紹介した三脚は「COMPACT Advanced」というモデルです。
Manfrottoシリーズにも種類がありますので、使用するカメラやレンズの重さによってグレードを上げるとより安心して使えると思います。
コストパフォーマンスに優れた「Manfrotto」。
「高い三脚には手が出ないけど、ちゃんと使えてコスパのいい三脚が欲しい」という方にはとてもおすすめできる三脚です!
【2022/9/13※追記】
紹介したモデルは現在販売が終了しています。同価格帯のおすすめ品をお求めの方は↓をご検討ください。